ウコン

ウコンは、東インド原産のショウガ科ウコン属の植物です。カレーの色付けに用いられるスパイスで、別名ターメリックとも呼ばれますね。世界中には約50種存在すると言われており、日本では一般的なウコンとして秋ウコン・春ウコン・紫ウコンの3種類があります。通常、ウコンと言えば秋ウコンを指します。カレーの色付けに用いられるとお話ししましたが、色の元となる色素成分クルクミンには、強い抗酸化力があります。秋ウコンは肝機能の向上、コレステロール値の低下が効果として期待されます。春ウコンよりもクルクミンを多く含みます。また、薬用養命酒では生薬の一つとして配合されています。一方春ウコンは、クルクミンは少ないものの精油成分を豊富に含んでいるのが特徴と言えます。沖縄では古くから民間療法として利用されてきたポピュラーな薬草です。医薬品原料としては認められていません。最後に紫ウコンですが、生薬名では「ガジュツ」と言います。