ベースサプリの亜鉛について

亜鉛というのは、100種類以上の酵素の構成成分として、DNAやタンパク質の合成に関わっているため、新しい細胞形成にとても重要な役割があります。新陳代謝や子供の成長などといったことに欠かせないものとなっています。活性酸素を除去するSODの補酵素として抗酸化作用に関与しているそうです。

また皮膚の健康、免疫反応、生殖機能を維持するということもあるそうです。亜鉛の不足は味覚障害を引き起こすそうです。亜鉛が不足すると、味細胞の再生が停滞してしまって、味覚障害につながってしまうそうです。味の感じが方が分からないとか、何を食べても味がしないというのは味覚障害だそうです。

亜鉛というのは「セックス・ミネラル」という異名もあるそうです。生殖機能とも関連が深いそうです。インポテンツの中で、精神的な要因や糖尿病などの疾患が原因で起こっている場合は、亜鉛の摂取が有効とされているそうです。

亜鉛が含まれているのは、魚介類、海藻、豆類、肉類、特に牡蠣には群を抜いているそうです。加工食品の中には、亜鉛の吸収を妨げてしまうリン酸塩などの食品添加物が含まれているそうです。

加工食品を頻繁に摂取する人などには亜鉛不足が起こりやすくなるそうです。供給源の多くは動物性の食品なので、ベジタリアンは不足しがちだそうです。ペニシリンや利尿剤の服用でも亜鉛の吸収率は下がってしまうそうです。

必要に応じてサプリを補給するというのがよいそうです。亜鉛が不足すると味覚障害の他にも、皮膚炎、貧血、免疫機能の低下ということが起こってしまうそうです。成長期の子どもは発育が遅れるということもあるそうです。多量に摂取すると急性中毒を引き起こすこともあるそうです。

NMN(Nicotinamide Mononucleotide)について

NMN(Nicotinamide Mononucleotide)とは、ビタミンB3群の中に含まれるニコチンアミドモノヌクレオチドという物質で、あらゆる生物の細胞に存在しています。特に哺乳類の場合、加齢に伴い身体内でNMNの生産能力が減退し結果、加齢が始まり様々な身体機能の修復機能が失われていくと考えられています。

MNMは、2011年に慶應義塾大学の医学部内科学(腎臓・内分泌・代謝)教室の伊藤裕教授、眼科学教室の坪田一男教授、薬理学教室の安井正人教授、生理学教室の岡野栄之教授らと、米国ワシントン大学医学部の今井眞一郎教授らの研究グループが、抗老化候補物質として期待されることを発見し、医療業界及び老化研究者に大きなインパクトを与えました。

これまで動物を用いた研究では、NMNの投与によって、さまざまな臓器に存在するNAD(Nicotinamide Adenine Dinucleotide:ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド、以下NAD)という物質量が増加し、加齢に伴い生じる疾病が抑えられることが明らかとなっているようです。

また、2019年11月2日には日本内分泌学会が発行する査読付き医学雑誌『Endocrine Journal』の「健常日本人男性におけるニコチンアミド・モノヌクレオチド経口投与の臨床指標とニコチンアミド代謝産物に対する影響」にて、健康な男性10人を対象にNMNをヒトに安全に投与できるかを調べる臨床研究を行い、①安全に投与可能であることと②投与した量に応じて体内で代謝されていることが確認されていたとのことです。

NMNは7種類ある全ての長寿遺伝子(Sirtuin:サーチュイン遺伝子)に活性すると考えられ、抗老化作用が期待される物質だそうです。